エイと語らう夕べ
(2008 モルディヴ/バンヤンツリー・ヴァビンファル)
バンヤンツリーを選んだ理由は、まず値段がリーズナブルで、食事付きだったから。
そして、たまたま目にした写真に心惹かれたから。
バンヤンツリーを訪れたことがあるというその方のホームページで拝見したのは、アカエイとのツーショット。
アカエイといえば、毎年何人もの犠牲者を出すほどの毒針をもつイキモノ。
そのアカエイがとうぜんのように波打ちぎわにいて、すぐそばには、これまたとうぜんのようにご当人が立っておられる――その写真を見て、「僕らも行かねば!」と思ってしまったのでした。
泳ぎ疲れた体に風が心地よく感じられるころ。
怠惰な時間の余韻を楽しむ僕らの足もとに、水族館でしか見たことのないエイがいる。
カミさんとないしょ話でもしているようなこの写真は、僕の好きな一枚です。